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肝疾患センター長より挨拶

当センター長:内田一茂(高知大学医学部 消化器内科学講座 教授)

当院は平成19年5月28日付けで、高知県で唯一の肝疾患診療連携拠点病院に指定されました。肝疾患診療連携拠点病院として私たち肝疾患相談センターでは、患者さんに対する肝疾患に関する相談支援だけでなく地域の方々を対象とした肝臓病教室や市民公開講座などを開催することで正しい医療情報の提供、院内外の医療従事者向け教育セミナーを通じて慢性肝炎の診断・治療情報に関する情報の共有、肝疾患に関する専門医療機関との連携の場の設定、専門医療機関およびかかりつけ医との連携の支援を行うことで、県内のどこにおいても同じように質の高い肝疾患診療が受けられることを目的として活動しております。

正しい医療情報のもとに早期発見・早期治療することは、どのような疾病にも共通して重要なことです。肝臓は“沈黙の臓器”と言われます。それは、肝障害を指摘されても慢性肝炎では自覚症状に乏しいため適切な検査そして治療を受けずに放置してしまい、肝硬変・肝臓がんになって症状が出て初めて病院を訪れることになるからです。私たち肝疾患相談センターでは県内の肝疾患診療ネットワークの中心的な役割を果たすことにより、県内だけでなく他の肝疾患診療連携拠点病院と協力して全国における肝炎の治癒・肝がんの撲滅に寄与するべく努力していきたいと考えています。

高知大学医学部 消化器内科学講座 教授

内田 一茂