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慢性肝炎とは6カ月以上持続する肝炎であり、長い経過で肝硬変や肝発がんに至ることが危惧されます。急性感染後に慢性化するか否か、またその確率は原因によって異なります。
●A型肝炎やE型肝炎は原則慢性化しません。
●C型肝炎は高い確率(70%程度)で慢性化します。
●B型肝炎は最近、慢性化しやすくなって問題になっている肝炎です。
その他にも自己免疫性肝炎や脂肪性肝炎など、ウィルス以外が原因の肝炎があり、
これらは主に慢性の経過をとります。
肝炎の原因によって経過は異なります。
黄疸や意識障害をきたす肝硬変・肝不全、また肝発がんなどの危険があるため、
原因検索と適切な治療が必要です。
同じものではありません。
肝機能検査異常があっても肝炎ウィルス以外の原因がある場合、また逆に肝炎ウィルスに感染していても肝機能検査が正常な場合がそれぞれあります。
B型肝炎では、ウィルスの遺伝子を検出するHBV DNA、たんぱく質を検出する抗原検査、ヒトの免疫反応を検出するの抗体検査があります。
C型肝炎では、ウィルスの遺伝子を検出するHCV RNA、たんぱく質を検出する抗原検査があります。さらに肝臓のいたみ具合や肝がんの有無を評価するための、腹部超音波検査を行う場合があります。
B型・C型ウィルス性肝炎は血液や体液を媒体として感染することがありますので、家族やまわりの方に感染せさないために以下のことに注意してください。
◎カミソリ・ひげそり、歯ブラシの共用は控えましょう。
◎ただし、食器の共有や入浴では感染しません。
◎乳幼児への飲食物の口移しは控えましょう。
◎B型肝炎ウィルスは、性交渉で感染する恐れがあります。
◎出血を伴う怪我をした場合は、出来るだけ自分で手当をしましょう。
パートナーが未感染の場合は、B型肝炎ワクチンの事前接種により、感染を未然に防ぐことができます。肝炎専門医療機関を受診してください。
B型肝炎ウィルスは出産時に赤ちゃんに感染する可能性があります。しかし、生まれてすぐにB型肝炎ワクチンなどを投与することで防げます。担当医や保健所でご相談ください。
B基本的には栄養のバランスのいい、適量の食事を摂ることをこころがけてください。規則正しい食生活も大切です。
病状によっては鉄分やたんぱく質・塩分の制限が必要になることもありますので、気になることがあれば主治医や管理栄養士に相談してください。
しじみは栄養豊富な食品で、タウリンなどのアミノ酸やビタミンを含み、肝臓に良い効果があるとされています。 しかし、鉄分も豊富に含むため、鉄分が肝臓に沈着している病態(C型肝炎など)では肝炎を悪化させることがあります。
過剰な摂取は控えて、主治医や管理栄養士に相談してください。
血液検査で判断します。
保健所で、B型肝炎・C型肝炎の検査を無料で受けることができます。
くわしくは保健所へお問い合わせください。
B型肝炎及びC型肝炎には早期治療をすすめることにより、肝臓病や肝がんなどを予防することを目的とした医療費助成制度があります(所得に応じて月額1万円、または月額2万円)。主治医の診断書とともに、添付書類を整えて保健所へ申請してください。